樹脂製敷板は軽度の仮設、養生用を目的とした、プラスティックを原材料にした製品です。
環境にやさしい敷板として様々な用途でご利用いただけますが、敷き鉄板に代わる強度はありません。ご利用になる前に取り扱いの注意をご覧になり、安全にご利用ください。
樹脂製敷板は、敷き鉄板(敷鉄板)のような差し渡し強度はありません。敷き鉄板(敷鉄板)との強度、材料の性質の違いをご理解頂いた上で、正しくご使用ください。
地面、地盤、が軟弱な場合、クレーンのアウトリガー等を乗せる敷板としての使用などはできません。 敷板が沈み込み、クレーンが転倒する危険性があります。
二輪車の駐輪用にご使用いただく際に、下の地面に穴、空洞がある場合、地面が柔らかい場合は、スタンドの接した所を中心に、板が曲がり、沈み込む危険性があります。
樹脂製敷板の上でのたき火などによる火気の使用はできません。
樹脂製敷板上で車両を走行させる場合、急発進、急加速、急ブレーキ、急停車、急ハンドル等 の急操作はしないでください。板が急激に飛ばされる危険があります。
軟弱地盤、崩落の恐れのある地盤、傾斜地での使用は危険なの避けてください。
差し渡し(ブリッジ)や大きい径の穴の蓋などの用途で、車両等の重量がかかる場合は使用できません。せん断・変形等が発生し、沈み込む危険性があります。
強風、突風などが吹く環境でのご利用は、板が飛ばされないよう、アンカー等で下地に固定してください。固定できない場合は市販のプラスチック杭やU字アンカー、番線で板を結束してください(下写真)。 穴は、ドリルで開けられます。プラスチック杭やU字アンカーはホームセンター等で販売しています。
プラスチック杭
プラスチック杭使用例
U字アンカー
U字アンカー使用例
耐久力については、樹脂製敷板が使用される方法、環境などによって大幅に異なります。
使用環境は、気温−15℃から50℃程度までが安定してご使用いただけます。
樹脂製品のため、季節による急激な温度変化により、反り、収縮等が発生する場合があります。
段差のある箇所で車両等が乗った場合、角で板がせん断する可能性があります。
例1 U字溝の角などに 強い荷重がかかる場合 |
例2 階段・段差の角などに 強い荷重がかかる場合 |
重量物の鋭角な角が当たる場合、砕石・コンクリートガラの踏みつけなどがある場合、鉄製のクローラ、キャタピラでの走行、旋回等行った場合、傷が付いたり、破損の可能性があります。
板のずれ防止のため、アンカー等で下地に固定するか、固定できない場合は市販のプラスチック杭やU字アンカー、番線等で板を結束してください。